レチノールを使う順番は?正しい使い方や使用上の注意点を解説
スキンケアにおいて「レチノールをどの順番で使えばいいの?」とお悩みの方も多いでしょう。
レチノールはビタミンA由来の成分で、肌のターンオーバーを促し、肌表面のざらつきやシミ・ハリ不足などにアプローチする働きがあります。
しかし、刺激が強いため、誤った使い方をすると赤みや皮むけなどの肌トラブルを招くおそれがあります。レチノールを効果的にスキンケアに取り入れるには、使う順番や量、頻度を守ることが大切です。
本記事では、レチノールを使う順番について解説します。レチノールを使うタイミングや正しい使い方、注意点まで紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
また、レチノールの基本情報については、以下の記事もあわせてご確認ください。
▷「レチノールとは?レチノールの美容効果や使い方を解説」記事はこちら
レチノールを使用する順番

レチノール配合のスキンケア製品は、洗顔後に化粧水で肌を整えた後、乳液やクリームなどを使う前に塗るのがおすすめです。
レチノールを使用した一般的なスキンケアの順番は、以下のとおりです。
- クレンジング・洗顔
- 化粧水
- レチノール配合のスキンケア製品(美容液やクリームなど)
- 乳液・保湿クリーム
スキンケアの最初に油分が多いレチノールを使うと、肌表面に油膜ができ、後から使う化粧水の角質層への浸透が妨げられます。そのため、まずは化粧水で肌にうるおいを与えてからレチノールを使用しましょう。
また、レチノールの肌のターンオーバーを促す作用により肌が乾燥しやすくなるので、最後は乳液や保湿クリームで肌にフタをしてください。
製品によって推奨される使い方が異なる場合もあるため、使用前に商品説明を確認しましょう。
レチノールを使うタイミングは朝と夜どっち?

レチノールには紫外線に弱い性質があるため、夜に使用するのが一般的です。しかし、商品によっては朝に使用できる場合もあります。
ここでは、レチノールを使うタイミングについて詳しく見ていきましょう。
レチノールは夜に使用するのがおすすめ
レチノールは、朝と夜どちらでも使用できます。しかし、効果を引き出すには、夜のスキンケアでの使用がおすすめです。
レチノールは、紫外線や熱、空気に弱く、劣化しやすい不安定な成分です。朝にレチノールを使用して紫外線を浴びると、有効成分が分解・変質し、期待される効果が失われる可能性があります。レチノールを使用する際は、紫外線の影響が少ない夜のスキンケアに取り入れましょう。
また、レチノールには肌のターンオーバーを促進し、新陳代謝をよくする働きがあります。そのため、古い角質が剥がれ落ちることで角質が一時的に薄くなり、肌が紫外線に対して敏感になる点に注意が必要です。紫外線に敏感な状態で日光を浴びると、シミや肌トラブルが生じやすくなるおそれがあります。
レチノールの効果を引き出しつつリスクを避けるには、基本的には夜に使用するのがおすすめです。
朝に使用できるレチノールもある
レチノールの種類によっては、朝の使用が可能なものも存在します。
レチノールには大きく分けて、他の成分と結合していない「ピュアレチノール」と、他の成分と結合して安定性を高めた「レチノール誘導体」の2種類があります。
一般的に夜の使用が推奨されるのは、紫外線や熱に弱いピュアレチノールです。一方、レチノール誘導体は安定性が高く、肌への作用が穏やかで刺激も少ないとされていることから、朝でも使用できるものがあります。
レチノールを朝に使用する場合は、紫外線による影響を防ぐためにも、日焼け止めや日傘などを併用しましょう。
レチノールの正しい使い方や注意点

レチノールの効果を実感するには、正しい使い方や使用時の注意点を事前に把握しておくことが大切です。ここでは、レチノールを正しく使うための5つのポイントを解説します。
- 最初は週1〜2回の低頻度で使用する
- 他の刺激成分と併用しない
- 指定された用量を守って使用する
- 目元・口元は避けるか薄く塗布する
- 赤みや皮むけが長引いたら使用中止する
詳しく見ていきましょう。
最初は週1〜2回の低頻度で使用する
レチノールを初めて使う場合は、週1〜2回の低頻度からスタートしましょう。
肌がレチノールに慣れていない段階で高頻度で使うと、赤みや皮むけなどの「A反応」が起こりやすくなります。A反応は刺激に慣れるまでの一時的なもので、時間の経過とともに落ち着きます。強い反応がなければ、肌の様子を見ながら少しずつ使用頻度を増やしていきましょう。
ただし、強いかゆみやヒリヒリ感が続いたり、症状が悪化したりする場合は、A反応ではなく他の皮膚トラブルが起こっている可能性が考えられます。レチノールの使用中に気になる症状が続く場合は使用を中止し、皮膚科の医師に相談しましょう。
▷「レチノールのA反応とは?原因や症状、対処法を徹底解説」記事はこちら
他の刺激成分と併用しない
レチノールを使う際は、AHA・BHAなどのピーリング成分や高濃度ビタミンC美容液との併用は避けましょう。
ピーリング成分には、肌の角質を除去する作用があります。そのため、肌のターンオーバーを促す作用があるレチノールと併用すると、必要な角質まで剥がしてしまうおそれがあります。その結果、肌のバリア機能が低下し、かえって肌荒れを引き起こす可能性があるため注意が必要です。
また、レチノールと同様に、高濃度ビタミンC美容液も肌に刺激を与えやすいため、併用は避けましょう。両方の成分を取り入れたい場合は、「朝はビタミンC、夜はレチノール」のように使う時間を分けたり、使用する日をずらしたりするのがおすすめです。
指定された用量を守って使用する
レチノールを使うときは、指定された用量を守り、最初は米粒大程度の少量からはじめましょう。
レチノールは、多く塗っても効果が高まるわけではありません。むしろ、A反応による赤みや皮むけなどを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。肌への負担を軽減するため、少量からスタートし、肌が成分に慣れてから徐々に使用量を増やしましょう。
また、商品によって推奨される使用量が異なる場合もあるため、使用前に説明書やパッケージを確認しておくことが大切です。
目元・口元は避けるか薄く塗布する
目元や口元などの皮膚が薄い部分は、レチノールの使用を避けるか、薄く伸ばして使用しましょう。
顔のなかでも目や口の周りは皮膚が薄く、レチノールによる刺激を受けやすい傾向にあります。そのため、レチノールをそのまま塗ると、赤みや皮むけが起こりやすくなるおそれがあります。
目元や口元もケアしたい場合は、顔全体にレチノールを塗った後、手に残ったものを軽くなじませるといいでしょう。また、目元のケアを徹底したい方には、目元専用のアイクリームタイプのものがおすすめです。
赤みや皮むけが長引いたら使用中止する
レチノールの使用により赤みや皮むけが長引く場合は、無理に使い続けず、使用を中止して専門医に相談しましょう。
レチノールを使いはじめると、A反応と呼ばれる一時的な赤みや皮むけが現れることがあります。A反応は肌が生まれ変わる過程で起こる反応で、通常は数週間程度で落ち着きます。
1〜2ヶ月経っても症状が改善しない、または悪化する場合は、A反応ではなく別の原因で炎症が起こっている場合もあるため、正しく対処するためにも皮膚科を受診しましょう。
まとめ

レチノールを使う際は、使用する順番とタイミングを守ることが大切です。
レチノールは油溶性成分であり、スキンケアのはじめの段階で使用すると、油膜ができることで水分が肌に浸透しにくくなる可能性があります。そのため、以下のように、水分の多い化粧水などで保湿をした後に使用しましょう。
- クレンジング・洗顔
- 化粧水
- レチノール配合のスキンケア製品(美容液やクリームなど)
- 乳液・保湿クリーム
レチノールは紫外線や空気、温度などに弱いため、夜に使用するのが基本です。
とくにはじめてレチノールを使用する方は、A反応を避けるためにも、週1〜2回の低頻度、かつ米粒大程度の少量からはじめましょう。最初からたくさん使用するのではなく、肌が慣れてきてから、少しずつ量を増やすのがポイントです。
本記事を参考にレチノールを正しく使用し、理想の肌を目指しましょう。