レチノールでニキビは改善できる?効果や使用時の注意点まで徹底解説

レチノールでニキビは改善できる?効果や使用時の注意点まで徹底解説

レチノールは、肌のターンオーバーや皮脂分泌を整える成分で、古い角質や皮脂による毛穴詰まりを防ぎ、ニキビをできにくくする効果が期待できます。

また、肌のターンオーバーを促すことで、色素沈着によるニキビ跡の改善にもアプローチできる成分です。

この記事では、レチノールのニキビへの効果や、使用時の注意点について詳しく解説します。

レチノールとは

レチノールはビタミンAの一種で、皮膚や粘膜を健康に保ち、体の抵抗力を高める働きがある成分です。

スキンケアの分野では、肌のターンオーバーを整えたり、皮脂の分泌を抑制したりする働きがあり、毛穴詰まりを防いでニキビをできにくくする効果が期待できます。

ただし、人によっては肌に刺激を感じることもあるため、正しい方法で使うことが大切です。

レチノールの基本情報については、以下の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

▷「レチノールとは?レチノールの美容効果や使い方を解説」記事はこちら

レチノールの使用によるニキビへの効果

レチノールには以下のような作用があり、ニキビの発生予防や、ニキビ跡を目立ちにくくする効果が期待できます。

  • 皮脂の分泌をコントロールする
  • 肌のターンオーバーを促進する
  • コラーゲンの生成を助ける

それぞれの効果について詳しく見ていきましょう。

1. 皮脂の分泌をコントロールする

ニキビの主な発生原因には、過剰な皮脂分泌や、毛穴への古い角質の蓄積などが挙げられます。

レチノールにはニキビの主な発生要因である皮脂の過剰分泌をコントロールする作用があるため、ニキビをできにくくする効果が期待できます。

2. 肌のターンオーバーを促進する

レチノールは肌のターンオーバーを促すため、古い角質が毛穴に詰まることによって発生するニキビを抑える効果が期待できます。

また、肌のターンオーバーを正常化すれば、メラニンを含む古い角質の排出が促されるため、ニキビ跡を薄くする効果も期待できるでしょう。

3. コラーゲンの生成を助ける

レチノールは、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する成分です。肌のふっくらとしたハリ感が高まるため、クレーター状のニキビ跡が目立ちにくくなる働きが期待できるでしょう。

ただし、市販のレチノールだけでクレーター状のニキビ跡を完全に治すのは困難なため、自身のニキビ跡の状態に合わせて適切な治療を受けることが大切です。

レチノールのA反応によりニキビが悪化する場合もある

レチノールを使いはじめた初期は「A反応」により、一時的な赤みや皮むけ、ニキビの悪化といった症状が見られることがあります。

A反応は「レチノイド反応」や「ビタミンA反応」とも呼ばれ、レチノールが肌のターンオーバーを急激に促すことで起こる反応です。多くの場合は、赤みや皮むけ、乾燥などの症状が見られます。

また、新しい肌に生まれ変わる過程で古い角質や毛穴の汚れが押し出され、一時的にニキビが悪化したように見えることもあります。

しかし、A反応による症状は肌がレチノールに慣れるまでの一時的なもので、通常は使用開始から1〜2週間程度で落ち着くことがほとんどです。

ただし、赤みや痛みなどが強い場合は、無理に使用せず医師に相談しましょう。

レチノールでニキビ改善を目指す方法

レチノールでニキビの改善を目指すためには、正しい方法で使用することが重要です。以下では、レチノール配合の化粧品によるセルフケアと、皮膚科での治療に分けて詳しく解説します。

化粧品でのセルフケア

セルフケアでレチノールを使うなら、手軽に使えるレチノールクリームや美容液がおすすめです。

レチノール製品の効果を引き出すためには、使い方と順番が重要です。

レチノール製品は油分が多く、スキンケアの最初に使うと化粧水が浸透しにくくなります。そのため、「洗顔→化粧水→乳液・クリーム→レチノール配合化粧品」のように、スキンケアの最後に使うのが基本です。

また、レチノールの使いはじめは、肌が慣れるまで肌のバリア機能が一時的に低下し、乾燥しやすくなるため、十分な保湿ケアが欠かせません。

刺激や炎症を避けるために、まずは0.1%未満の低濃度の製品から試し、肌の調子を見ながら必要に応じて濃度や頻度を上げていきましょう。

皮膚科での治療

皮膚科のニキビ治療では、「トレチノイン」や「アダパレン」などの治療薬の処方が一般的です。

どちらも市販のレチノールと同じビタミンA誘導体ですが、作用の強さが異なります。

とくにトレチノインは、レチノールの約50倍から100倍の強さがある成分で、レチノールより高い効果が期待できます。

作用の強い分、刺激も強いため、トレチノインは医師の処方が必要な「医薬品」に分類されており、化粧品への配合は認められていません。レチノールによるセルフケアでの改善に限界を感じる場合は、皮膚科などの医療機関への相談を検討してみましょう。

レチノールでニキビ改善を目指す際の注意点


レチノールでニキビ改善を目指す際は、以下の2点に注意しましょう。

  • レチノールは夜に使用する
  • 妊娠中や授乳中は使用しない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

レチノールは夜に使用する

レチノールは、夜のスキンケアで使うのが基本です。

レチノールは紫外線の影響を受けやすいため、朝に使うと紫外線により性質が変化し、効果を十分に発揮できない可能性があります。

ただし、製品によって日焼け止めを併用しつつ朝に使用できるものもあるので、使用前に使い方を確認しておきましょう。

妊娠中や授乳中は使用しない

妊娠中や授乳中は、レチノールの使用は避けましょう。

妊娠中や授乳中は、ビタミンAを過剰に摂りすぎると、胎児・乳児の健康に影響を与える可能性があります。化粧品に配合されたレチノールが皮膚から吸収される量はごくわずかだと考えられていますが、安全性が100%保証されているわけではありません。

そのため、万が一のリスクを考慮し、多くの医師は妊娠中・授乳中のレチノール使用を避けるよう推奨しています。

まとめ

レチノールは、肌のターンオーバーの促進作用や皮脂分泌の抑制作用などにより、ニキビやニキビ跡の改善に働きかける成分です。

ただし、レチノールの使いはじめは、A反応により一時的にニキビが悪化する場合もあります。刺激や炎症を避けるためにも、夜のスキンケアで低濃度製品から使い、保湿を徹底することが大切です。

本記事で解説したレチノールの効果や注意点を参考に、自身の肌と相談しながらレチノールを使い、肌に合ったニキビケアをはじめてみてください。

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