足の毛穴が目立つ原因は?キレイな足のために実践したいケア方法

毛穴の目立たない、スベスベ足にあこがれる方は多いでしょう。ミニスカートやショートパンツなどの足を出すファッションや、水着も自信を持って着こなせそうです。では、足のブツブツ毛穴を改善するにはどうすればよいのでしょうか?今回は、足の毛穴が目立つ原因とや、目立たなくする方法を詳しく解説します。

足のブツブツ毛穴、なぜ目立つ?

足の毛穴が目立つ原因はいくつかあります。主なものを見ていきましょう。

ムダ毛の断面や埋没毛

足のブツブツの原因の一つは、カミソリで剃ったムダ毛の断面です。足のムダ毛を自己処理している方に多く見られるケースです。本来、毛は先端に向かって細くなっています。しかし、剃ることで断面が平面になり、毛穴から出ている部分が目立ちやすくなるのです。


また、頻繁な自己処理は、乾燥や皮膚のターンオーバーの乱れにつながります。カミソリの刺激で角質層が厚くなり、毛穴がふさがってしまうと、毛は外に出てこられません。毛が皮下で成長する「埋没毛」になると、黒いポツポツに見えるだけでなく、炎症して赤くポツポツとした見た目になったり、痛みや腫れを伴ったりすることもあります。

色素沈着

毛穴の周辺の黒ずみは、色素沈着の可能性があります。毛抜きやピンセットを使ったり、脱毛テープやワックスで無理にムダ毛を抜いたりしていないでしょうか。カミソリで頻繁に剃るのも注意が必要です。過剰な刺激を加えると、毛穴が炎症を起こす原因になるためです。


紫外線を浴びると皮膚が黒くなるのは、皮膚の色を濃くすることで、紫外線によるダメージから皮膚を守ろうと、メラニンを生成するメラノサイトが刺激されるためなのですが、ムダ毛の自己処理で皮膚に繰り返し刺激を与えることでも同じ現象が起こります。

毛嚢炎

毛穴のある位置にできる赤いブツブツは、毛嚢炎(毛包炎)かもしれません。中心に白い膿を持つ皮膚炎の一種で、見た目はニキビに似ています。


毛嚢炎の原因菌は、黄色ブドウ球菌など普段から皮膚に存在するものがほとんどです。しかし、ムダ毛の自己処理や皮膚を掻きむしることで傷がつくと、そこから入り込んで炎症を引き起こします。


初期の毛嚢炎は、赤みのあるブツブツのほかに症状はありません。皮膚を清潔にし、適切なスキンケアをしていれば数日で軽快します。しかし、しこりができたり、腫れや痛みを伴うようになった場合は、放置すると跡や色素沈着につながる恐れがあるため、皮膚科の受診を検討しましょう。

毛孔性角化症

毛孔性苔癬とも呼ばれる皮膚疾患の一種です。毛穴の周りの角質層が厚くなり、ブツブツと盛り上がるのが特徴で、足では特に太ももに多く見られます。古い角質が毛穴をふさいでしまうのが原因です。


触るとザラザラしていますが、痛みやかゆみなどはありません。10代から20代にかけて多く、年齢とともに軽快するのが一般的です。そのため、特別な治療は必要ないとされていますが、保湿をすることで症状の改善が期待できます。


どうしても見た目が気になる方は、無理に角質を落とそうとせず、皮膚科で相談してみるとよいでしょう。

 

皮脂欠乏性湿疹

足の毛穴が赤くポツポツとしており、乾燥やかゆみも伴う場合は、皮脂欠乏性湿疹の可能性があります。

皮脂欠乏性湿疹とは、皮膚の水分保持機能やバリア機能などが低下して乾燥が生じ、重症化して湿疹が現れたものです。

最初は乾燥や皮膚のはがれなどの症状から始まりますが、進行するとひび割れが大きくなり、かゆみを伴うようになります。そして、なんどもかきこわすことで炎症が引き起こされ、湿疹が生じるのです。皮脂欠乏性湿疹は、特に下肢に生じやすいとされています。

 

足の毛穴、目立つ原因はムダ毛の自己処理?

気になるムダ毛はすぐに処理したいものです。しかし、間違った方法で処理し続けると、足の毛穴が目立つだけでなく、皮膚トラブルにつながる恐れもあります。自己処理において、毛穴が目立つ原因となるものは以下の通りです。

ムダ毛を剃るときの刺激

ムダ毛をカミソリで処理するときに、毛流れに逆らって剃っていないでしょうか。逆剃りは皮膚への負担になるため、カミソリは毛の流れに沿ってあてるようにしましょう。


また、何もつけずに剃ると、皮膚に傷をつける恐れがあります。さらに、何度もカミソリをあてることで色素沈着にもつながりかねません。必ずシェービング剤を使いましょう。


入浴時に自己処理をする人も注意が必要です。皮膚が柔らかくなっているため、カミソリの刺激で傷がつきやすくなります。 そのため、できれば入浴後の清潔な状態で自己処理をするのがよいでしょう。ボディソープやせっけんをシェービング剤の代わりにするのもおすすめできません。皮膚に必要な皮脂も取れてしまうためです。

カミソリが古い・不衛生

劣化したカミソリでは十分に剃れず、何度も皮膚にカミソリをあてたり、強く押しつけたりすることで、皮膚にダメージを与えかねません。そのため、ムダ毛処理用のカミソリは定期的に取り替えましょう。ムダ毛処理を毎日するなら1~2週間、1日おきなら2~3週間が交換の目安です。

さらに、衛生面にも注意が必要です。浴室など湿気の多い場所に置いておくと、雑菌やカビが繁殖しやすくなり、炎症の原因になることも。使用したカミソリは水洗いして、しっかり乾燥させましょう。

 毛抜きや脱毛剤が炎症を引き起こすことも

ピンセットや毛抜き、脱毛ワックスで強引にムダ毛を抜くと、毛穴に負担がかかります。また、開いた毛穴から雑菌が入り込んで、炎症につながる恐れもあります。繰り返しムダ毛を抜いていると、刺激でメラニンが過剰に生成されて黒ずんだり、色素沈着を起こしたりする恐れもあります。


また、フォームやクリームなどの除毛剤は、タンパク質を分解する成分の刺激で、かぶれや炎症を起こすリスクがあります。使うときは、必ずパッチテストをしましょう。

足の毛穴を目立たなくするには

ブツブツした足の毛穴を改善するには、どうすればよいのでしょうか?心がけたいポイントや改善方法を紹介します。

自己処理の方法を見直す

足のムダ毛を自己処理している方は、前述したNG行為もふまえ、自己処理の方法を見直してみましょう。


カミソリを使っている場合は、皮膚へのあたりが柔らかい電気シェーバーに替えるのがおすすめ。傷をつけてしまう心配が減ります。


また、皮膚が乾いた状態のときに剃るのは避けましょう。蒸しタオルをあてて湿り気を与えるか、入浴後など皮膚が柔らかくなっているときに行うのが基本です。シェービング剤も必須ですが、処理後は皮膚に残らないよう丁寧に洗い流します。


剃った後は、冷やした濡れタオルなどでクーリングしてからしっかり保湿しましょう。炎症を抑えるだけでなく、毛穴を引き締める効果も期待できます。

なお、自己処理の頻度にも注意が必要です。キレイにしておきたいからと毎日剃る方もいますが、やりすぎると皮膚の負担になります。炎症やかぶれなどのトラブルも引き起こしかねません。 また、そもそも赤みやかゆみがあったり、日焼け直後だったりする場合は、無理に自己処理を行うと新たなトラブルの原因となることがあります。ムダ毛や皮膚の状態を見ながら、適切な頻度での処理を心がけましょう。

医療脱毛する

ムダ毛の存在自体が毛穴を目立たせる原因になっていることもあるので、医療脱毛でムダ毛自体をなくすのも有効でしょう。皮膚へのダメージや色素沈着のリスクも減らせるうえ、ムダ毛処理にかかっていた手間や時間も不要になります。


脱毛することで、足の毛穴は自然に閉じていきます。皮膚がスベスベになるだけでなく、皮脂や汚れが毛穴にたまりにくくなるのもメリットです。埋没毛ができる心配もほとんどありません。


脱毛には光脱毛やレーザー脱毛などさまざまな方法があります。施術回数やコストなどの条件を比較して、自分に合った方法を選びましょう。

皮膚科を受診する

毛穴の炎症がなかなか治らなかったり、痛みやかゆみがあったりするときは皮膚科を受診しましょう。ブツブツした足の毛穴は、皮膚疾患が原因の可能性もあるためです。症状に合った治療や薬を提案してもらえるというメリットもあります。


黒ずみなどの色素沈着や、毛穴の詰まりが気になるときには、ピーリングなどの施術で改善する可能性もあるため、そのような施術を行っている美容皮膚科の受診も検討してください。

足の毛穴に効果が期待できるお薬・成分

足の毛穴が目立つ場合、市販のお薬で対処できるケースもあります。また、皮膚科を受診した際に、お薬を処方されるケースもあるでしょう。

ここからは、足の毛穴に効果が期待できるお薬や成分について解説します。

保湿剤

乾燥は、毛穴目立ちや、炎症などによるブツブツの原因になりえます。そのため、足の毛穴の予防・改善のために、保湿効果が期待できるお薬がよい選択肢となることがあります。代表的な保湿成分には、以下のようなものがあります。

ヘパリン類似物質

保湿成分には、その成分自体に保湿作用のある「モイスチャライザー」と、皮膚を覆って水分の蒸発を防ぐ「エモリエント」があります。

モイスチャライザーの代表的な成分がヘパリン類似物質です。肝臓でつくられるヘパリンという物質に構造が似ているために、このような名前がついています。

ヘパリン類似物質は水に溶けやすく混ざりやすい性質と、水分を引き寄せて維持する性質があり、保湿効果が期待できます。

医療機関で処方される保湿剤にも、市販薬にも含まれることがある成分です。

尿素

尿素もモイスチャライザーに分類される成分です。水分保持量の増加によって、保湿効果が期待できるとされています。さらに、尿素には角質を柔らかくする作用があるのも特徴です。そのため、乾燥だけでなく、毛孔性苔癬の治療に使われることがあります。

なお、尿素配合のお薬は、医療用でも市販品でも、濃度がおおむね10%のものと20%のものが存在します。尿素に限らず、成分濃度が高いほうがより強い効果を発揮することが一般的ですが、その分副作用のリスクも高まります。必要以上に濃度が高いものを使うとかえって肌に負担となることもあるため、症状に合った濃度のものを選びましょう。

ワセリン

ワセリンはエモリエントに分類される成分です。石油を精製した成分で、水分の蒸発や摩擦による負担を防ぐ効果が期待できます。

ただし、ワセリン自体に保湿効果があるわけではなく、油分も多い成分です。場合によっては水分不足によって乾燥が悪化することもあるため、化粧水などで水分を入れ込んだうえで使うとよいでしょう。

抗炎症薬

赤みがあるなど、炎症していることが明らかな場合は抗炎症薬が選択肢となります。代表的な成分はステロイドです。免疫反応を抑えることで、炎症を抑える効果が期待できます。

ステロイドには強さのランク レベルがいくつかあり、症状に合わせて適したランク レベルを選ぶ必要があります。また、ステロイド配合の市販薬もありますが、強いランク レベルのお薬は市販されていません。強いランク レベルのお薬を使いたい場合は医療機関を受診し、処方を受ける必要があります。

抗菌薬

毛包炎など、雑菌による炎症で毛穴が目立っている場合は、抗菌成分が配合されているお薬が選択肢となります。市販薬にも配合されている成分には、以下のようなものがあります。

・フラジオマイシン硫酸塩

・コリスチン硫酸塩

・スルファジアジン

・イソプロピルメチルフェノール

・バシトラシン

 など

また、医療機関での処方が必要な成分では、オゼノキサシンやナジフロキサシンなどがあります。医師の診察を受け適切な成分を選択してもらう必要があります。

美白成分

色素沈着によって毛穴が目立つ場合は、メラニンなどにアプローチするお薬もよい選択肢となりえます。外用薬も内服薬もあるため、使いやすいものを選びましょう。

外用薬・スキンケアアイテムに配合される成分

外からケアしたい場合は、美白有効成分の配合されたお薬や、医薬部外品のスキンケアアイテムを使うとよいでしょう。代表的な成分には以下のようなものがあります。

成分

特徴

ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルマグネシウム、アスコルビルリン酸ナトリウムなど)

・ビタミンCを改良し、安定性を高めるなどした成分

・チロシナーゼ(メラニンの生成にかかわる酵素)の活性抑制

・メラニンの還元(薄くする)

ハイドロキノン

・イチゴやコーヒーにも含まれる天然由来成分

・チロシナーゼの活性阻害

トラネキサム酸

・人工的に合成されたアミノ酸

・チロシナーゼの活性抑制

・TRP-2(チロシナーゼの活性を調整するたんぱく質)の活性抑制

コウジ酸

・チロシナーゼの活性抑制

・TRP-2の活性抑制

アルブチン

・梨やマッシュルームなどにも含まれる天然由来成分

・チロシナーゼの阻害

プラセンタエキス

・動物の胎盤由来の成分

・メラニンの生成抑制

・メラニンの排出促進

カモミラET

・カモミール(カミツレ)の花から抽出された成分

・エンドセリン-1(メラノサイトを活性化させる物質)の伝達阻害

内服薬

体の中からケアしたい場合は、以下のような成分が配合されたお薬が選択肢となります。

成分

特徴・期待できる効果

ビタミンC(アスコルビン酸)

・メラニンの生成を抑える

・メラニンの還元(色を薄くする)を促進する

トラネキサム酸

・炎症を抑制することでメラニンの生成を防ぐ

L-システイン


・メラニンの生成を抑える

・ターンオーバーを整えてメラニンの排出を促す

自分でできる足の毛穴ケア

足のブツブツ毛穴の改善と予防には、日頃のケアが大切です。最後に、すぐに始められるケア方法を紹介します。

足の皮膚への刺激を避ける

足を洗うときにゴシゴシ擦ると、傷や皮脂の取れすぎ、メラニンの生成につながる恐れがあります。ボディソープやせっけんをしっかり泡立てて、優しく洗うようにしましょう。

また、ムダ毛を自己処理する場合は、前述の通り、電気シェーバーを使う、皮膚が柔らかい時に処理する、シェービング剤を使う、処理後はクーリングしてからしっかり保湿する、頻繁にやりすぎないといった点に注意しましょう。

紫外線対策をする

紫外線対策も必須です。紫外線を浴びることでメラニンが過剰に生成されると、色素沈着につながるため、日焼け止めを使ったり、パンツスタイルを選んだりしましょう。紫外線は冬でも降り注いでいるので、夏に限らず、一年を通じて紫外線対策を行うのが望ましいです。

なお、効果が強すぎる日焼け止めは肌の負担にもなるため、活動場所や時間などに合わせて、適切な強さの日焼け止めを使いましょう。

スキンケアで潤いを与える

乾燥が毛穴の目立つ原因になることもあります。冬はもちろん、そのほかの季節でもエアコンの影響で皮膚が乾燥しやすくなるなど、常に乾燥のリスクはあります。自分の肌質に合ったスキンケア用品で、水分と油分をバランスよく補いましょう。 前述のとおり、必要に応じて保湿効果が期待できる市販薬を使うのも一つの方法です。


また、「自分は皮脂が多いタイプだから」と、乳液などの油分を敬遠する方もいますが、水分をキープするのに適度な油分は不可欠です。オールインワンタイプならすぐに保湿したい入浴後や、手入れが面倒なときにもさっと使えて便利です。

なお、ムダ毛処理の後はとくに保湿が重要です。お風呂上がりは乾燥しやすいタイミングなので、お風呂でムダ毛処理をしたときはとくにすみやかに保湿をしましょう。

足の毛穴ケアはクリニックフォアへ

足のブツブツ毛穴は、脱毛や皮膚科での治療のほか、セルフケアでもある程度の改善が期待できるため、自分の肌質に合ったスキンケア用品を選ぶことが大切です。提携先オンラインショップの「クリニックフォアビューティー」では、皮膚に潤いやハリを与えるボディ用のスキンケアラインも取り扱っています。経験豊富なカウンセラーが、丁寧なカウンセリングを行うので、足の毛穴が気になる方は、ぜひ相談してみてください。


また、クリニックフォアでは保険診療の皮膚科や、対面診療での美容医療

医学的効果のある外用薬や内服薬を使って肌悩みにアプローチする美容皮膚オンライン診療なども行っています。

※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。※自由診療 

※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。 

 

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