脇にできるニキビ・できものの原因は?ケア方法や治し方も紹介

脇にできるできものは気になるものですが、その原因として、刺激や摩擦などが挙げられます。また、よくあるニキビだと思うかもしれませんが、ニキビ以外の可能性もあります。


そこで本記事では、脇のニキビ・できものの原因や正体、対処法、注意点、予防法などについて詳しく解説します。


なお、治らない場合や痛みが強い場合は、医療機関を受診することをご検討ください。

脇にニキビができる原因とは?

脇にニキビができる原因として、主に以下の4つが挙げられます。


・毛穴の詰まり

・汗によるムレ

・ムダ毛処理による刺激・摩擦

・ホルモンバランスの乱れ


詳しく見ていきましょう。

毛穴の詰まり

脇には多くの汗腺が存在し、汗や皮脂が分泌され、老廃物がつまってしまうことでニキビ・できものにつながります。脇は制汗剤をよく使う場所でもありますが、制汗剤の粉も毛穴詰まりの原因となるため注意しましょう。

汗によるムレ

汗腺が多く通気性も悪い脇は、汗によるムレが生じやすい部分です。特に、汗をかいた状態で放置してしまうと、菌が繁殖してニキビができやすくなってしまいます。

ムダ毛処理による刺激・摩擦

脇はムダ毛処理を頻繁に行う部位でもあるでしょう。しかし、剃刀や毛抜きでムダ毛処理をすると、皮膚を傷つけてしまい、毛穴が開きやすくなります。そして、開いた毛穴に細菌が入り炎症が起きると、ニキビができるのです。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れると、肌のバリア機能が低下し、普段は問題ない小さな傷や少しの刺激でも細菌に感染しやすくなり、ニキビ・できものにつながります。


また、生理前などはプロゲステロンという女性ホルモンが増加し、皮脂の分泌が活発になります。すると、毛穴がつまりやすくなり、ニキビの原因となることがあります。


ホルモンバランスは、ストレスや不規則な生活によって乱れてしまうことがあるため注意しましょう。

脇にニキビができた時の対処法

脇にニキビができてしまったときは、洗い方や保湿を意識し、場合によっては医療機関を受診するのも一つの方法です。具体的には以下の通りです。

脇を優しく洗い、摩擦を抑える

脇を洗う際は優しく丁寧に、強くこすらないようにしましょう。


汗をかきやすい脇は、汗や皮脂、制汗剤など、さまざまな汚れが溜まりやすくなっています。これらを放置するとニキビの原因となるため、しっかりと洗うことが大切です。しかし、ゴシゴシと摩擦を起こすような洗い方はかえってニキビの悪化につながるため、よくありません。


刺激の少ない石鹸やボディソープを泡立てて、優しく丁寧に洗うようにしましょう。泡や石鹸の成分が脇に残らないよう、十分に流すこともポイントです。

肌を保湿する

丁寧に洗ったあとは、肌を保湿しましょう。潤いのある健やかな肌へと整えることでニキビ予防にもつながる可能性があります。


保湿剤は、顔に使用している化粧水などでも構いません。しっかりと保湿し、清潔な状態を保ちましょう。

医療機関を受診する

ニキビがなかなか治らないなど、気になる場合は医療機関の受診を検討しましょう。ニキビの主な治療方法は、抗生物質やビタミン剤の内服、過酸化ベンゾイルなどの外用などです。


ニキビで病院に行ってもいいの?と思うかもしれませんが、ニキビは「尋常性ざ瘡」という皮膚の病気の一つです。医療機関でも一般的に治療が行われているので、早く治したいときは皮膚科を受診しましょう。

脇にニキビができた時の注意点

脇にニキビができた時は、ニキビを触ったりつぶしたりしてはいけません。また、ニキビだと思っているものが、そもそもニキビではないこともあります。その場合はニキビとは対処法が異なるので、症状に合わせて適切な対応をとる必要があります。詳しく見ていきましょう。

ニキビを触らない

ニキビを触ると手の雑菌などがニキビに付着することで炎症が悪化し、治りにくくなってしまいます。ニキビを早く治すためにも、手で触らないようにしましょう。

ニキビを潰さない

脇にニキビができてしまっても、潰してはいけません。潰すことでそこに菌が入り込み、余計に悪化する恐れがあるためです。


ニキビが治りにくくなるだけではなく、ニキビ跡が残ってしまう場合もあるため、絶対に潰さないようにしましょう。

ニキビ以外の可能性も

脇にニキビができたと思っていても、実際にはニキビではない可能性もあります。ここでは、ニキビと間違えやすい5つの症状をご紹介します。

粉瘤

粉瘤(別名アテローム)とは、皮膚の内側に袋状のものができ、その中に皮脂や垢が溜まってできたしこりのことをいいます。


本来、皮脂や垢は皮膚から剥がれ落ちるものですが、次々と袋に溜まっていってしまうことで、時間が経つにつれて大きくなっていきます。


また、強く押したり潰したりすると、ニオイの強い、膿のようなものが出てくることもあります。潰してしまうと雑菌が入り込み、粉瘤がさらに大きくなる恐れもあるため、潰さないようにしましょう。


なお、粉瘤は良性の腫瘍ではありますが自然に治ることはないため、気になる場合は医療機関で切除してもらう必要があります。

毛嚢炎

毛嚢炎(もうのうえん)は毛包炎(もうほうえん)とも呼ばれる、細菌感染による炎症のことです。


ムダ毛の処理によってできた傷などから、皮膚に細菌が入り込むことで毛包(毛根の周辺組織)に炎症が生じるため、毛穴のある部分に赤いぶつぶつや膿をもった赤みのあるぶつぶつができるのが特徴です。かゆみを伴うことはありませんが、圧迫すると痛みを感じることがあります。


症状が軽い場合は、皮膚を清潔に保つことで自然と治るケースもありますが、赤みや痛みが気になる場合は抗菌作用の外用薬を使うのも一つの方法です。

脂肪腫

脂肪腫とは、名前のとおり、脂肪でできており柔らかく痛みのない腫瘍です。40歳~60歳の方に多く見られ、大きさは数ミリ程度のものから10センチ以上のものまでさまざまです。


また、脂肪腫に対する治療は手術による摘出が一般的です。脂肪腫は放っておいても命にかかわることはありませんが、自然に消えることはなく、徐々に大きくなっていきます。脂肪腫が大きくなりすぎると、手術のリスクが高くなり、傷跡が残る可能性もあるため、早めの受診を検討しましょう。

化膿性汗腺炎

化膿性汗腺炎とは、なんらかの理由で汗腺や毛包が塞がり、炎症が起こる疾患です。最初はニキビのように見えますが、進行すると膿がたまり、ときには皮下でつながってトンネル状になることもあります。このトンネルの状態からさらに進行すると、炎症を繰り返したり、瘢痕になったりすることもあります。


放置すると、痛みで動けなくなったり、膿の臭いが気になったりするなど、日常生活にも影響をきたすことがあるため、早めに治療を受ける必要があります。治療は、切開による膿の排出や、抗菌薬の飲み薬や塗り薬の選択肢があります。

帯状疱疹

水ぼうそうの原因となる、水痘・帯状疱疹ウイルスによって生じる症状です。子どもの頃に水ぼうそうを発症した後、ウイルスは体内に潜伏したままになるのですが、加齢やストレスなどによって免疫が低下することで、ウイルスが再活性化すると、帯状疱疹の症状が現れます。


症状は、体の左右のどちらかに、赤い発疹と水ぶくれが帯状に現れるのが特徴。眠れないほどの激しい痛みを伴うこともあります。


治療は抗ウイルス薬と痛み止めの使用が中心です。症状がひどい場合は点滴による治療が必要になることもあります。帯状疱疹の疑いがある場合は早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

脇にニキビを作らないための予防法

脇にニキビができてしまうと治るまでに時間もかかります。まずは脇にニキビができないように予防することから始めてみましょう。具体的な予防策は以下の通りです。

刺激の少ない方法で脇毛処理をする

脇毛の処理はできるだけ刺激の少ない方法で行うことが望ましいです。毛抜きで抜いたり、脇を保護せずにカミソリを使うことはやめましょう。


カミソリを使う場合は、シェービングクリームを塗るところから始めます。毛の流れに沿って優しく処理するのが肌を傷つけないコツです。処理後には、化粧水などで十分に保湿しましょう。

常に脇を清潔を保つ

脇を清潔な状態に保つことで、汗や皮脂が毛穴に溜まりにくくなり、ニキビ予防につながります。汗をたくさんかいたらすぐにふき、お風呂に入った時には泡立てた石鹸でしっかりと洗い流しましょう。


また、石鹸の洗い残しや肌を強くこする行為はニキビの原因にもなります。優しい洗浄を心がけ、洗浄後には保湿ケアも忘れずに行いましょう。

生活習慣を改善する

睡眠不足やストレスは自律神経やホルモンバランスの乱れにつながり、ニキビの原因となるため、十分な睡眠をとり、ストレス解消に努めましょう。


また、食生活を整えることもニキビ予防には欠かせません。特に脂質の多い食べ物は皮脂の過剰分泌を促し、ニキビができやすくなります。ジャンクフードや甘いお菓子などを食べ過ぎないように注意し、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。ビタミンなどを積極的にとることもおすすめします。

適度な運動をする

適度な運動を行い汗をかくことで、老廃物が排出されニキビ予防になります。さらに、ニキビの原因となるストレスの解消効果もあるので非常におすすめです。


ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動を、無理のない範囲からはじめてみてはいかがでしょうか。

脇のニキビが治らない場合ははやめに医療機関を受診しよう

脇のニキビを放っておくと、細菌が入り込み悪化してしまうケースもあります。また、ニキビと思っていても違う疾患が隠れているかもしれません。


ニキビは医療機関での治療が可能な皮膚疾患のひとつです。脇のニキビが治らない場合や生活に支障をきたす場合ははやめに医療機関を受診しましょう。

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また、脇にできるできものは、ニキビではない可能性も高く、種類によって治療法が異なるため、早めの受診が大事です。クリニックフォアではニキビのオンライン診療や対面診療を行っているため、こちらの受診もご検討ください。


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※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。 

 

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