ナイアシンアミドとは?肌への効果から正しい使い方、注意点まで徹底解説

ナイアシンアミドとは?肌への効果から正しい使い方、注意点まで徹底解説

ナイアシンアミドはビタミンB群の一種で、シミ・そばかす予防やニキビ・肌荒れ予防などの効果が期待できる成分です。

刺激が少なく、毎日のスキンケアに取り入れやすいのが魅力ですが、性質を理解して正しく使うことが大切です。

本記事では、ナイアシンアミドの特徴や効果、使い方、使用上の注意点まで解説します。

ナイアシンアミドとは?

ナイアシンアミドは、幅広い肌悩みにアプローチできることから、多くの基礎化粧品に配合されています。まずは、成分の特徴や他の成分との違いを見ていきましょう。

ナイアシンアミドはビタミンB群の一種

ナイアシンアミドは、ビタミンB3の一種で、「ニコチン酸アミド」とも呼ばれています。

身近な食品では、たらこやマグロ・カツオなどの魚介類、レバー、まいたけなどに多く含まれています。

体内では、糖質・脂質・タンパク質の3大栄養素をエネルギーに変える際の代謝をサポートする「補酵素」として働き、皮膚や粘膜の修復にも欠かせない成分です。

また、ナイアシンアミドは水に溶けやすい性質があるため、化粧水や美容液、乳液など幅広い化粧品に配合されています。

ナイアシンアミドとレチノールの違い

レチノールは、皮膚や粘膜の健康維持に欠かせない成分です。体内で合成できないため、食品やサプリメント、化粧品から補う必要があります。レチノールは光に弱いため、日中の使用は避け、夜のケアに取り入れるのが基本です。

一方、ナイアシンアミドは安定性があり、紫外線による影響を受けにくい成分です。比較的刺激が少ない成分のため、朝晩のデイリーケアとして手軽に取り入れられます。

▷「レチノールとは?レチノールの美容効果や使い方を解説」記事はこちら

ナイアシンアミドに期待できる4つの効果

ナイアシンアミドにより期待できる効果は、以下の通りです。

  • シミやそばかすを予防する
  • 肌のバリア機能を改善する
  • ニキビ・肌荒れを防ぐ
  • 肌にハリを与える

それぞれの効果について詳しく見ていきましょう。

1. シミやそばかすを予防する

ナイアシンアミドは、メラニン色素が肌の表面へ移動するのを阻害することで、シミやそばかすを予防します。

肌が紫外線の刺激を受けると、肌の奥にある「メラノサイト」と呼ばれる細胞が活性化し、メラニン色素が生成されます。作られたメラニン色素は「メラノソーム」という袋に蓄えられ、表皮に運ばれることで、肌の表面にシミとして現れる仕組みです。

ナイアシンアミドは、メラニン色素の過剰な生成を抑えるだけでなく、生成されたメラニン色素が肌表面へ移動するのを未然に防ぐため、将来的なシミやそばかすを防ぐ効果が期待できます。

2. 肌のバリア機能を改善する

ナイアシンアミドは、肌のバリア機能を助け、乾燥や肌荒れを防ぎます。バリア機能とは、外部からの刺激や肌の乾燥を防ぐ、肌本来の仕組みのことです。

ナイアシンアミドを取り入れると、細胞間の水分をつなぎとめる「セラミド」の合成が促されます。セラミドが増えてバリア機能が整えば、肌内部にうるおいが留まるため、肌の乾燥が起こりにくくなります。

3. ニキビ・肌荒れを防ぐ

皮脂が必要以上に分泌されると、毛穴が詰まりやすくなり、アクネ菌が繁殖することでニキビができやすくなります。

ナイアシンアミドには、過剰な皮脂分泌を抑える作用があるため、肌のベタつきやニキビの発生・悪化を防ぐ効果が期待できます。さらに、抗炎症作用により、肌の炎症を鎮める働きがあるのも特徴です。

ニキビの気になる赤みを和らげつつ悪化を食い止めるため、ニキビや肌荒れのない状態を目指す方に適しています。

4. 肌にハリを与える

ナイアシンアミドには、肌のハリや弾力に関わる成分である「コラーゲン」の生成を促す効果が期待できます。

コラーゲン不足にアプローチすることで、肌のハリを維持しやすくなり、乾燥によるシワも目立ちにくくなります。年齢とともに失われがちなハリをキープしたい方に適した成分です。

ナイアシンアミドの使い方

ナイアシンアミドは、化粧水や美容液、サプリメントなど、さまざまな製品に配合されています。

ナイアシンアミドの効果を十分に引き出すには、正しい手順で取り入れることが重要です。毎日のスキンケアに迷わず組み込めるよう、ここでは、具体的な使用の順番やタイミングについて解説します。

使用する順番

ナイアシンアミドを使用する順番は、配合されているアイテムの種類によって異なります。

化粧水として取り入れる場合は、洗顔後の清潔な肌へ塗布し、乳液やクリームを重ねて水分を閉じ込めます。

美容液の場合は、洗顔後に化粧水で肌を整えてから使い、最後に油分のあるアイテムでフタをするのが一般的な流れです。

適切な順序でケアを行うことで、肌へのなじみがよくなり、ナイアシンアミドの働きをスムーズに引き出せるでしょう。ただし、商品ごとに推奨されている使用順や方法が異なる場合もあるため、各アイテムの説明に沿って使用することが大切です。

使用するタイミング

ナイアシンアミドは、レチノールのように紫外線に弱いといった性質がないため、朝と夜のどちらのタイミングでも使用できます。

朝に使用すると、乾燥や紫外線などの外部刺激から肌を守る効果が期待できます。また、皮脂分泌を抑える効果もあるため、日中のテカリや化粧崩れの防止にもつながるでしょう。

一方、夜に使用すると、睡眠中に肌を整え、日中に受けたダメージの回復をサポートする効果が期待できます。十分な効果を感じるためにも、朝晩のケアに継続して取り入れるのがおすすめです。

ナイアシンアミドを使う際の注意点

ナイアシンアミドは刺激の少ない成分だといわれていますが、まれに肌荒れが起きることもあります。ナイアシンアミドを使う際は、以下の点に注意が必要です。

  • 肌に合わない場合もある
  • 好転反応が起こる場合がある

それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。

肌に合わない場合もある

ナイアシンアミドは比較的安全性が高い成分ですが、すべての方の肌に合うわけではありません。

使用中に赤みやかゆみ、ヒリヒリ感、発疹などの異常が現れた際は、直ちに使用を中止して皮膚科医に相談してください。

とくに濃度が10%を超えるような高濃度の製品を使用する場合は、刺激を感じやすくなる可能性があります。肌荒れが心配な方は、使用前にパッチテストを行いましょう。安全に使用するためには、自分の肌との相性を確認してから取り入れるのがおすすめです。

好転反応が起こる場合がある

ナイアシンアミドを使い始めた際に、まれに「好転反応」と呼ばれる一時的な肌荒れが生じる場合があります。

好転反応とは、よい状態へ変化する過程で、一時的にコンディションが乱れる現象のことです。

ナイアシンアミドには、肌のターンオーバーをスムーズにする働きがあります。代謝が活発になることで、毛穴の奥にある詰まりや蓄積した老廃物が表面へと押し出され、結果として一時的にニキビや吹き出物が現れるケースがあります。

好転反応による肌荒れは、数日から1週間程度で自然と落ち着くことがほとんどです。しかし、症状が1週間を超えて長引く場合や、赤みやかゆみを伴って悪化していく場合は注意が必要です。

成分自体が肌質に合っていない可能性も考えられるため、無理な継続は避け、使用を中止して様子を見ることをおすすめします。

まとめ

ナイアシンアミドは、ビタミンB群の一種で、以下のような効果が期待できる成分です

  • シミ・そばかす予防
  • 肌のバリア機能の改善
  • ニキビ・肌荒れ予防
  • 肌のハリ改善

刺激が比較的少なく、朝晩のスキンケアに手軽に組み込めるため、継続しやすい成分といえます。

一方で、高濃度製品の使用時や肌質によっては刺激を感じる場合や、一時的な好転反応が出ることもあります。初めて使う際はパッチテストを行い、肌の状態を観察しながら取り入れると安心でしょう。

ナイアシンアミドは化粧水や美容液など、さまざまなアイテムに配合されている成分です。ご自身の肌質やライフスタイルに合った方法で、日々のスキンケアに取り入れてみてくださいね。

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