ナイアシンアミドとレチノールは併用できる?効果・使い方・注意点まで解説
ナイアシンアミドとレチノールは併用可能です。併用することで、毛穴やハリ不足などの肌悩みに効果的にアプローチできます。
本記事では、ナイアシンアミドとレチノールを併用する場合の効果から、正しい使い方、注意点まで解説します。ぜひ本記事を参考に、自分に合うケアを見つけてみてください。
ナイアシンアミドとレチノールの違い

ナイアシンアミドとレチノールの大きな違いは、肌への刺激性と使用できるタイミングです。
ナイアシンアミドはビタミンB3誘導体で、作用が穏やかです。安定性が高く紫外線の影響も受けないため、肌質や朝晩を問わず使用できます。
一方、レチノールはビタミンA誘導体で、刺激を感じやすい成分です。光や熱で分解されやすく、塗布後は紫外線にも反応しやすくなるため、基本的には夜の使用が推奨されます。

ナイアシンアミドの効果
ナイアシンアミドは、医薬部外品の有効成分として、シワ改善やシミ予防などの効果が認められている成分です。
真皮のコラーゲン産生を促進してシワを改善し、メラニンの過剰な生成を抑制してシミ・そばかすを防ぎます。角質層ではセラミドの合成を助けてバリア機能をサポートし、乾燥や紫外線などの外部刺激に負けない肌を育みます。
また、過剰な皮脂を抑える作用もあるため、ニキビ予防にも役立つ成分です。
▷関連記事:ナイアシンアミドとは?肌への効果から正しい使い方、注意点まで徹底解説
レチノールの効果
レチノールは、肌のキメを整え、ハリ不足や毛穴の悩みにアプローチする成分です。
レチノールは、肌のターンオーバーを促進し、ゴワつきやくすみの原因となる古い角質の排出を促すことで、なめらかな肌を作ります。また、メラニンの排出も促進されるため、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐケアとしても役立つ成分です。
さらに、肌にうるおいと弾力を与えるコラーゲンやエラスチンの生成を促進する働きにより、肌にハリを与え、乾燥小ジワを目立ちにくくする働きもあります。
▷関連記事:レチノールとは?レチノールの美容効果や使い方を解説
ナイアシンアミドとレチノールの併用で期待できる効果

ナイアシンアミドとレチノールを組み合わせることで期待できる効果は、以下の通りです。
- 相乗効果で肌にハリを与える
- レチノールの効果が高まる
- レチノールによる刺激を軽減する
それぞれの効果について詳しく見ていきましょう。
相乗効果で肌にハリを与える
ナイアシンアミドとレチノールはいずれも、コラーゲンの生成を促す働きを持つ成分です。コラーゲンは真皮層で肌を内側から支え、弾力やハリを保つうえで重要な役割を担っています。
さらに、レチノールには表皮におけるヒアルロン酸の合成をサポートする作用もあり、肌のうるおいを維持することで、ふっくらとした若々しい印象の肌へ導く効果が期待できます。
レチノールの効果が高まる
ナイアシンアミドは、レチノールが肌で効果を発揮するまでの変換の過程をサポートする成分です。
レチノールは、そのままでは作用せず、肌内部で段階的に代謝され、最終的に活性型である「レチノイン酸」へと変換されることで効果を示します。
ナイアシンアミドは、この変換に関与する酵素「レチノールデヒドロゲナーゼ」の働きを助けるとされており、酵素の活性が高まることでレチノールの代謝がスムーズに進みます。その結果、レチノール本来の作用をより効率的に引き出すことが期待できるのです。
レチノールによる刺激を軽減する
ナイアシンアミドには、レチノールによる刺激を和らげる効果が期待できます。
レチノールは肌のターンオーバーを促進しますが、乾燥肌や敏感肌では代謝が早まりすぎてバリア機能の低下を招くケースも少なくありません。
ナイアシンアミドには肌のバリア機能をサポートする働きや炎症を抑える作用があるため、併用により、レチノールによる刺激を軽減することが可能です。
ナイアシンアミドとレチノールの使い方

ナイアシンアミドとレチノールを併用する際は「ナイアシンアミド→レチノール」の順番で使用するのが基本です。
水溶性のナイアシンアミドを先に塗布し、その後にレチノールを重ねましょう。順番が逆になると、脂溶性の油分が膜を作り、水溶性の成分を弾いて浸透をさまたげてしまう可能性があります。
また、先にナイアシンアミドを塗ることで肌の状態を整え、後から使うレチノールの刺激を和らげる効果も期待できます。
ナイアシンアミドとレチノールを併用する際の注意点

ナイアシンアミドとレチノールの併用は、肌へのメリットが期待できますが、注意すべき点もあります。
- 段階的に取り入れる
- 併用を避けるべきケースがある
- 低濃度からはじめる
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
段階的に取り入れる
レチノールを併用する場合は、使用するタイミングと頻度に注意しながら段階的に取り入れましょう。
使いはじめから毎日使用すると刺激を感じることがあるため、まずは週1回程度からはじめ、肌の状態を確認しながら徐々に使用頻度を増やしましょう。時間をかけて肌を慣らすことで、肌荒れのリスクを抑えられます。
併用を避けるべきケースがある
肌質や肌の状態によっては、併用を避けるべきケースがあります。
たとえば、レチノールに慣れていない場合や敏感肌、ニキビや炎症などの肌荒れがある場合は併用を避けましょう。過去にどちらかの成分で刺激を感じた経験がある方も、注意が必要です。また、妊娠中や授乳中の方はレチノールの使用自体を控える必要があります。
レチノールに慣れていない場合は、無理に併用する必要はありません。まずはナイアシンアミドだけを取り入れるだけでも、肌ケアとして十分な効果が期待できます。
低濃度からはじめる
ナイアシンアミドとレチノールを併用する際は、いずれも低濃度のものから使いはじめましょう。
レチノールは、低濃度であれば赤みや乾燥などの反応が起こりにくく、穏やかに慣らすことが可能です。肌が適応するまでには時間がかかるため、様子を見ながら使用回数を増やし、必要であれば段階的に濃度を上げていきます。
ナイアシンアミドも、いきなり高濃度から使用するのは避けましょう。一般的に10%を超える製品は刺激を感じやすく、皮脂抑制作用が強まることで乾燥を招く場合があります。
併用する際は、自分の肌に合う濃度を見極めながら、慎重にケアを行うことが大切です。
まとめ

ナイアシンアミドとレチノールは、併用可能です。正しく使うことで、単体使用よりも効率よく肌悩みにアプローチできます。
併用による主なメリットは、以下の通りです。
- 相乗効果で肌にハリを与える
- レチノールの効果が高まる
- レチノールによる刺激を軽減する
ただし、成分の性質上、使う順番や頻度には注意が必要です。基本は「ナイアシンアミド→レチノール」の順を守り、とくにレチノールは夜のケアに取り入れるようにしましょう。また、最初は低濃度からはじめ、肌の状態を見ながら調整することも大切です。
本記事で紹介したポイントを参考に、自分の肌状態に合わせて、上手に2つの成分を取り入れてみてください。