ナイアシンアミドのサプリの効果は?成分の基本情報や選び方を解説
ナイアシンアミドとは

ナイアシンアミドはビタミンB3の一種で、「ニコチン酸アミド」とも呼ばれる成分です。
ナイアシンは含まれる食品によって形が異なり、ナイアシンアミドは主に肉や魚などの動物性食品に多く含まれているのが特徴です。
体内に取り込まれると、糖質・脂質・タンパク質の代謝をサポートする補酵素として働きます。このように、ナイアシンアミドはエネルギー代謝をはじめとした、全身の働きに関わります。
▷「ナイアシンアミドとは?肌への効果から正しい使い方、注意点まで徹底解説」記事はこちら
ナイアシンアミドサプリの効果

サプリに配合されるナイアシンアミドには、以下のような効果が期待できます。
- シミ予防
- シワ予防
- バリア機能の修復
- ニキビ予防
それぞれの効果を詳しく見ていきましょう。
1. シミ予防
ナイアシンアミドには、シミ予防の効果が期待できます。
通常、紫外線を浴びて生成されたメラニンは、肌表面の細胞であるケラチノサイトへ移送されることで、目に見えるシミとして現れます。ナイアシンアミドは、メラニンの移送を阻害し、表面に浮き出るのを抑えることが可能です。
もしメラニンが移送された場合でも、肌のターンオーバーを促す働きにより、メラニンを外へ排出する効果が期待できます。
ナイアシンアミドはメラニンの生成抑制と排出の両面からアプローチするため、シミ・そばかす予防に適した成分といえます。
2. シワ予防
ナイアシンアミドは、シワを改善し目立ちにくくする働きを持ちます。
加齢や紫外線のダメージにより、コラーゲンやエラスチンが減少すると、肌のうるおいが失われてシワの原因となります。
ナイアシンアミドは、コラーゲンやエラスチンの元となる線維芽細胞の合成を促す働きを持つ成分です。肌内部でコラーゲン量が増えることで、表面の凹凸が整い、シワの改善につながると考えられています。
こうした実績に基づき、ナイアシンアミドは2017年、厚生労働省より医薬部外品のシワ改善有効成分として承認を受けています。
3. バリア機能の修復
ナイアシンアミドは、肌のバリア機能を整え、乾燥や紫外線などの外部刺激から肌を守る働きを持つ成分です。バリア機能は、外部刺激から肌を守る仕組みで、角質層に存在するセラミドによって支えられています。
ナイアシンアミドを摂取すると、細胞間で水分を抱え込むセラミドの合成が促されます。セラミドが増えることで細胞同士の隙間が埋まり、バリア機能が高まる仕組みです。
結果として、刺激によるダメージや乾燥が起こりにくい肌環境を整えられます。
4. ニキビ予防
ナイアシンアミドには、ニキビの発生や悪化の原因となる、皮脂の過剰な分泌を抑える作用があります。さらに、抗炎症作用により、肌の炎症を鎮める働きがあるのも特徴です。
皮脂が多く、ニキビができやすい方や、炎症性のニキビや肌荒れなどが気になっている方にも効果が期待できる成分だといえます。
ナイアシンアミドサプリの摂取量の目安
ここからは、ナイアシンアミドサプリの摂取量について、厚生労働省が定めるナイアシン(ナイアシンアミドとナイアシンの総称)の推奨量を基準に紹介します。
【ナイアシンの1日あたりの推奨量】

※参考:ナイアシンの働きと1日の摂取量|公益財団法人 長寿科学振興財団
※NE(ナイアシン当量):食品に含まれるナイアシンと、体内でアミノ酸から合成されるナイアシンの合計量を示す単位。
過剰摂取を防ぐための耐容上限量も設定されています。
【1日あたりの耐容上限量】

※参考:ナイアシンの働きと1日の摂取量|公益財団法人 長寿科学振興財団
サプリを利用する際は、食事からの摂取量も考慮し、上限を超えないよう注意しましょう。
大量摂取した場合のリスク
ナイアシンを大量に摂取すると、消化不良や下痢、便秘などの消化器症状に加え、肝機能の低下などを招くおそれがあります。
また、ナイアシンでは、一時的に顔の紅潮やむずがゆさを感じる「フラッシング症状」が起こる場合があります。ナイアシンアミドでは、フラッシング症状はほとんど出ないとされていますが、体調や摂取状況によって感じ方には個人差があるため注意が必要です。
副作用のリスクを抑えるためにも、サプリを利用する際は、体調の変化に注意しながら適切な量を摂取しましょう。
不足した場合のリスク
ナイアシンが不足すると、ペラグラと呼ばれる欠乏症を引き起こすことがあります。
ペラグラの主な症状は、皮膚炎・下痢・精神神経障害などです。
現代の日本ではペラグラの発症はごくまれですが、アルコール依存症の方は注意が必要です。アルコールの過剰摂取は栄養の吸収を阻害するため、ナイアシン不足が見られる傾向にあります。
栄養は食事から補うことが基本ですが、食事だけで栄養バランスを満たすことが難しい方は、必要に応じてナイアシンアミドを含むサプリを活用するとよいでしょう。
ナイアシンアミドサプリの選び方

ナイアシンアミドサプリを選ぶ際は、以下の点に注目してみてください。
- 配合量が適切か
- 他の成分が配合されているか
- GMP(適正製造規範)認定工場の商品か
納得できるサプリを見つけ、美容と健康のサポートに役立てるためにも、それぞれの注意点を確認しましょう。
配合量が適切か
ナイアシンアミドサプリを選ぶ際は、日本で定められた耐容上限量の範囲内であるかを確認しましょう。
海外製の商品は、日本の基準を超える配合量が含まれている場合があるため注意が必要です。配合量を確認する際は、ボトル全体の総内容量と1粒あたりの配合量を見間違えないように気をつけましょう。
自分の年齢や性別に応じた上限量を確認したうえで、適切な配合量の製品を選ぶことが重要です。
他の成分が配合されているか
ナイアシンアミドサプリを選ぶ際は、他の成分が配合されているかも確認しましょう。
ビタミンB群をバランスよく摂取したい場合は、ビタミンB1やB2、ビオチンなどが配合されたマルチタイプがおすすめです。さらに、ビタミンCが配合されているサプリは、シミやシワの予防に対して相乗効果が期待できます。
肌悩みによって適した成分は異なるため、成分表示を事前にチェックしましょう。
GMP(適正製造規範)認定工場の商品か
サプリの品質を重視するなら、GMP認定工場で製造された商品を選びましょう。
GMPとは「適正製造規範」の略称で、原料の受け入れから製造、出荷までの全工程において、一定の品質管理基準が守られていることを示すものです。GMP認定工場で製造された製品には、品質管理体制が整っている証としてGMPマークが付与されるため、信頼性を判断する指標となります。
とくに海外製のサプリは、原料の仕入れ先や製造工程が不明瞭な商品も流通しており、品質にばらつきが生じる可能性があります。品質を重視する場合は、パッケージや商品ページでGMPマークの有無を確認し、製造元の情報が明記されているかチェックしてみてください。
まとめ

ナイアシンアミドはビタミンB3の一種で、シミやシワの予防、肌のバリア機能の修復などの効果が期待できる成分です。サプリを活用すれば、食事だけでは不足しがちな栄養素を効率よく補えます。
摂取量は厚生労働省が定める推奨量(成人男性で13〜16mgNE、成人女性で10〜12mgNE)を目安にし、過剰摂取による不調を防ぐため、耐容上限量も守って使用しましょう。
サプリを選ぶ際は成分の配合量に加え、目的に合った他の成分が配合されているかや、高品質な製品であるかも確認したいポイントです。
本記事で紹介した選び方や注意点を参考に、自分の肌悩みや健康状態に合わせて、ナイアシンアミドサプリを取り入れてみてください。