サリチル酸とは?効果や種類と使い方、注意点まで徹底解説

サリチル酸とは?効果や種類と使い方、注意点まで徹底解説

ニキビや毛穴の黒ずみ、ゴワつきなどの肌トラブルをサポートする成分としておすすめなのが「サリチル酸」です。

サリチル酸には、古い角質を柔らかくする作用があり、肌のターンオーバーを整えたり、毛穴詰まりをケアしたりする働きがあります。

この記事では、サリチル酸の基本的な知識から、具体的な美容効果、化粧品の選び方、使用時の注意点までわかりやすく解説します。

サリチル酸とは

サリチル酸は、角質を柔らかくする性質を持つ「BHA(ベータヒドロキシ酸)」に分類される成分です。古くなった角質を取り除く働きや抗炎症作用を持ち合わせており、医療分野ではウオノメやイボの治療薬として広く用いられてきました。

美容分野では、ピーリング化粧品やニキビケア製品などに配合されています。油に溶けやすい性質を持つため皮脂になじみやすく、毛穴の奥の汚れにまでアプローチできるのが特徴です。

サリチル酸に期待できる4つの美容効果

サリチル酸には、古い角質を柔らかくして取り除く働きと、抗炎症作用があるため、ニキビケアや毛穴ケアを目的とした化粧品に多く配合されています。

ここでは、サリチル酸の美容効果について詳しく見ていきましょう。

1. 肌のターンオーバーを整える

サリチル酸には角質層を柔らかくする作用があり、古い角質を自然にはがれやすくします。古い角質が取り除かれることで、肌の生まれ変わりのサイクルである肌のターンオーバーを整える効果が期待できます。

ターンオーバーが正常化することで、肌のざらつきやくすみがケアされ、なめらかな肌に近づけるでしょう。

2. 毛穴の詰まりをケアする

油に溶けやすい性質を持つサリチル酸は、毛穴に詰まった皮脂や角栓になじみやすく、溶かし出す働きに優れています。

同じ角質ケア成分である「AHA(アルファヒドロキシ酸)」が水溶性で肌表面のケアを得意とするのに対し、サリチル酸は「BHA」と呼ばれる、油に溶けやすい脂溶性の成分です。そのため、毛穴の奥の角栓や皮脂汚れにもなじんで溶かし出す効果が期待できます。

清潔な毛穴環境を保つことでアクネ菌の繁殖も抑えられ、ニキビや黒ずみの発生予防にもつながります。

3. 肌の赤みや炎症を軽減する

サリチル酸には、ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑える殺菌作用や、炎症を防ぐ働きがあります。そのため、白ニキビが悪化して赤ニキビになるのを防いだり、繰り返しできるニキビを予防したりする効果も期待できます。

4. シミ・くすみの改善効果が期待できる

サリチル酸の肌のターンオーバーを促進する作用により、シミ・くすみの改善効果も期待できます。

肌表面には、メラニンを含んだ古い角質が蓄積しており、シミやくすみの原因となります。サリチル酸で角質ケアをすると、肌のターンオーバーが促されるため、シミやくすみの元になるメラニンが外に排出されやすくなります。

サリチル酸を配合する化粧品の種類

サリチル酸を配合するスキンケアアイテムには、洗顔料や化粧水、美容液などの種類があります。主なアイテムのテクスチャーやケア方法などについては、以下の表を参考にしてみてください。

上記の特徴を踏まえ、自分の肌質やライフスタイルに合わせて、使いやすいタイプを選びましょう。

サリチル酸配合化粧品の選び方

サリチル酸配合化粧品を選ぶ際のポイントは、主に以下の3つに分けられます。

  • 肌質や肌悩みから選ぶ
  • 濃度で選ぶ
  • 他の成分が配合されているかで選ぶ

肌質や肌悩みから選ぶ

サリチル酸配合化粧品を使用する際は、自身の肌質や肌悩みに適したものを選びましょう。

たとえば、普通肌で角質の悩みがある場合は、集中的に角質ケアができるピーリング剤を週1〜2回使用するのがおすすめです。

一方、乾燥肌の場合は、サリチル酸の使用で乾燥が悪化しないよう、保湿成分が配合された美容液やクリームなどを選ぶのがおすすめです。サリチル酸と保湿成分を組み合わせることで、肌の乾燥を抑えながら角質ケアができるでしょう。

濃度で選ぶ

サリチル酸配合化粧品を選ぶ際は、配合濃度を確認することが大切です。

サリチル酸は濃度によって効果が異なり、0.5〜3%程度ではマイルドな作用にとどまり、1〜5%程度になると角質を剥離する効果が現れるとされています。

日本の化粧品基準では、一般的な市販の化粧品へのサリチル酸の配合上限は0.2%までと定められています。

ニキビを防ぐといった明確な効果を期待してより本格的なケアをしたい場合は、有効成分として一定量が配合されている「医薬部外品(薬用化粧品)」の表記があるものを選ぶのがおすすめです。

※出典:サリチル酸の基本情報・配合目的・安全性|化粧品成分オンライン

他の成分が配合されているかで選ぶ

複合的な肌の悩みがある場合は、サリチル酸単独ではなく、悩みをサポートする他の美容成分が一緒に配合された製品を選ぶのもおすすめです。

たとえば、乾燥が気になる場合は、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された製品がおすすめです。毛穴ケアやニキビ対策などの複合的なケアをしたい場合は、「ナイアシンアミド」や「ビタミンC誘導体」などが配合された製品が適しています。

他の美容成分についても詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

▷関連記事:ヒアルロン酸とは?美容効果とスキンケア成分としての特徴を解説

▷関連記事:ナイアシンアミドとは?肌への効果から正しい使い方、注意点まで徹底解説

▷関連記事:ビタミンC誘導体とは?種類や期待できる効果、ピュアビタミンCとの違いを解説

サリチル酸を使用する際のデメリットや注意点

サリチル酸を安全に使用するためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 一時的に肌に刺激を感じる場合がある
  • 他のスキンケア成分との併用に注意する
  • 紫外線対策を徹底する

一時的に肌に刺激を感じる場合がある

サリチル酸には角質を取り除く働きがあるため、使いはじめは肌の乾燥を感じやすくなることがあります。また、人によってはピリピリとした刺激や赤みを感じるケースも珍しくありません。

強い刺激や赤みが続く場合は、肌に合っていない可能性があるため無理に使い続けず、使用を中止して様子を見てください。

普段は問題なく使える場合でも、サリチル酸の使用後はいつも以上に保湿を行い、肌を保護することが大切です。

他のスキンケア成分との併用に注意する

サリチル酸を使用する際は、他のスキンケアアイテムとの組み合わせにも注意が必要です。

とくに、AHAのようなピーリング成分や、肌のターンオーバーを強力に促すレチノールとの同時使用は避けましょう。角質を取り除く作用が重なることで、肌に必要な角質まではがれ落ち、赤みや皮むけを引き起こすリスクがあります。

どうしても取り入れたい場合は、「1日おきに使用する」「隔週で使用する」など、使用するタイミングを分けるようにしましょう。

紫外線対策を徹底する

サリチル酸を使用した後の肌は、古い角質がはがれて新しい肌が表面に出ている状態です。角質層が薄くなることで一時的に肌のバリア機能が低下しており、普段よりも紫外線ダメージを受けやすくなっています。

そのため、サリチル酸を使っている期間中は、日焼け止めを塗り、日傘や帽子を活用するなどの紫外線対策を徹底しましょう。

まとめ

サリチル酸は、古い角質をはがれやすくする働きや、抗炎症作用を持つ成分であり、主に以下のような効果を期待できます。

  • 肌のターンオーバーを整える
  • 毛穴の詰まりをケアする
  • 肌の赤みや炎症を軽減する
  • シミ・くすみの改善効果が期待できる

サリチル酸配合化粧品には、洗顔料や化粧水、美容液、クリームなどがあるので、自分の肌質や悩みに合わせて選びましょう。はじめて使用する方は、低濃度の製品からはじめることをおすすめします。

使用時には肌が一時的に敏感になりやすいため、保湿ケアや紫外線対策を徹底することが大切です。また、他のピーリング成分やレチノールなどとの併用は避け、使用タイミングを分けましょう。

正しい知識を身につけ、自分の肌と相談しながら、日々のスキンケアにサリチル酸を取り入れてみてください。

メールマガジンへの登録でよりお得に

新商品やキャンペーン、クーポンなどのお得な情報をお届けいたします。

※登録が完了した時点で、プライバシーポリシーに同意したものとみなします。

提携医療機関

■提携医療機関「クリニックフォア」でのドクターズコスメ購入について
クリニックフォアでは、対面にてドクターズコスメをご購入いただけます。
※取扱商品は各院により異なります。対面にて商品をご購入希望の際は、事前に問い合わせフォームよりご確認ください。
※対面カウンセリングをご希望の場合は別途カウンセリング料がかかります。
(カウンセリング料:初回 3,850円税込 / 2回目以降 1,650円税込)
※VISIAを用いた肌診断もご案内可能です。(四谷院以外)

クリニックフォアの美容皮膚科サービスについて詳しく知りたい方はこちら